日本コーヒー文化学会の発足当時は、バブル崩壊で経済が停滞し、閉塞感が支配していた時代。国民の間にはライフスタイルを見つめ直す機運が高まり、それまでの効率やスピード重視の生き方を改める日本発のスローライフ運動が浸透し始めていました。当学会は、この普遍的なコーヒーの飲用文化を探究する目的で旗揚げしました。そして30周年の記念事業を企画しました。
単行本では、『世界のコーヒー品種の流れ=イエメンコーヒーのルーツからアラビカ種の新母体種の発見まで』『スペシャルティコーヒーとはピッカーが作る物』『焙煎について知ったこと・失敗したこと』『ブレンド創造のために何が必要か』など約30本のコンテンツで満載。数多のコーヒー本の中でも異色、異彩を放つ内容です。
この度は「専門家が語るコーヒーとっておきの話」 のクラウドファンディングへのご支援まことにありがとうございました。
支援額:2,606,800円
日本コーヒー文化学会30周年記念として初のクラウドファンディングで、 どれだけの方々に私たちの気持ちが伝わるか当初は不安でしたが、おかげさまで多くの方々のご支援をいただくことができ心から感謝しております。
今回の本を執筆した日本コーヒー文化学会会員のメンバーは、年齢や職業や居住地なども様々ですが、 全員がコーヒーとコーヒー文化を愛することについては自分が一番と自負している者ばかりで、その気持を一人でも多くの人に伝えたくて、今回の執筆並びにクラウドファンディングに挑戦しました。 そんな私たちの気持をお受け取りいただけましたら幸甚です。
心からの感謝を込めて
日本コーヒー文化学会会長 井谷善恵
過去に日本コーヒー文化学会は、創立10周年の節目に『コーヒー事典』を刊行し、20周年には『周年記念号』を発刊しました。そして今回30周年記念事業の一環として単行本『専門家が語る! コーヒーとっておきの話』を制作することになりました。有名・無名の学会員が、専門的なアプローチでそれぞれが知られざるエピソードを披歴します。乞うご期待ください。